空中写真解析

- 空中写真解析って?
- 飛行機から,画角約23cmの計測用カメラでほぼ真下の風景を撮影します.撮影点が異なる2枚の写真(両眼に相当)のオーバーラップ部分がステレオ観察の範囲になります.座標値のわかっている複数の基準点を元に,専用の計測装置(図化機)を使って,撮影時の相対関係を復元します(標定).これにより,観察範囲の任意の位置の三次元座標を測定できるようになります.
- どのように役立つか?
- 今回の噴火では,地形が大きく変わりました.噴火前に撮影された空中写真で,地上の主な目標物の座標を計ります.噴火後の写真で,同一目標点の座標を測定すると,その差から撮影期間の変動量が得られます.複数の目標点の変位から,変動の広がりが把握でき,変動をもたらした力源の形状や深さの推定などの解析に役立ちます.
- 利点欠点は?
- 安全に面的な測定ができます.噴煙や天候などに撮影のタイミングが左右されるので,欲しい時に必ずしもデータが得られません.
- 精度はどのくらいか?
- 今回使用した写真の縮尺は約2万分の1で,最大で3m程度の誤差は免れないでしょう.
- どのくらいの時間でできるか?
- 一対の空中写真ポジフィルムと基準点が揃った状態から1〜2日で座標が得られます.座標の加工に2〜3日が必要ですから,全体でおおよそ1週間程度になるでしょう.
- 今回使用した装置
- 図化機:ADAM TECHNOLOGY社 PROMAP
- 測定分解能 :0.5μm
- ドライブ分解能 : 1μm
- グリッド測定精度:±3μm
- 最大写真サイズ :254mm
- ソフト :ADAM 3DD
- インターフェース:MicroStation,AutoCAD,ARC/info
- H,W,D,NW :64cm*80cm*90cm,120kg
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