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Kuju Eruption

1995年10月九重山噴火

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kuju-6.JPG
噴火した九重火山硫黄山を東側上空からみる.一番手前が約1700年前に噴火した黒岳溶岩円頂丘.その向こうが大船山.白い噴煙を上げているのが硫黄山.はるか向こう,水平線上には雲仙が見える.

九重山再噴火(95年12月18日)

95年12月18日午前8時半ごろ,ふたたび火山灰の噴出がありました. 噴煙は10月に形成されたd火口から主に噴出し,火口北側の長者原方向に灰を降らせました.降灰の量はそれほど多くありません.20日以降も火山性微動を伴って火山灰の噴出が起きています.

熊本大学,九州大学,東京大学などによると,20日以降に噴出した火山灰にわずかに発泡した新鮮なガラス片が含まれていることがわかりました.
(東京大学地震研究所 火山ガラスの顕微鏡写真)


1995年10月11日噴火

大分県西部に位置する九重山が1995年10月11日に噴火しました.
九重山は東西15kmにわたって分布する20以上の火山体の集合で,中岳(標高1791m)は九州最高所です.多くは溶岩円頂丘,一部は成層火山.岩石は主に安山岩,デイサイトで一部に玄武岩があります.岩石には角閃石,黒雲母などの含水鉱物を含みます.
星生(ほっしょう)山の北東,硫黄山と呼ばれる山腹には活発な噴気活動があり,少なくとも500年ほど前から硫黄鉱山が稼行していました.また周辺には多くの温泉,地熱地帯が発達し,西部には八丁原,大岳などの地熱発電所があります.

九重山の位置

噴火記録

九重山にはいくつかの有史噴火記録があります.いずれも硫黄山周辺での小規模な水蒸気爆発や溶融硫黄の流出で,明らかなマグマ噴火の記録はありません.

地質調査によれば九重山東部の黒岳溶岩の噴出とそれに伴う小規模な火砕流が約1700年前にあったことがわかっています(鎌田,1996(印刷中))

1995年10月11日噴火

噴火は1995年10月11日午後に始まりました.火口は長さ300m,ほぼ東西の火口列を作っています.雁行状のいくつかの割れ目からなり,それぞれa火口列(a1,a2,a3),b火口列,c火口列,d火口列,e火口列と命名されています(中田・渡辺,火山噴火予知連拡大幹事会資料).

1995年10月11日噴火写真集

北側から見た噴火地点
中央の噴気は以前からの硫黄山噴気帯.一番右端が今回噴火したa1火口からの噴気.右のピークが星生山.(1995年10月25日長者原より撮影)

南から見た火口列
南側(九重分れ)から火口を見る.右からa3(尾根の向こう側),e,d,c,b,各火口.b,c火口は長さ数十mの火口列を作る.(10月25日撮影)

北東から見た火口列
北東側(三俣山)から火口を見る.左からa3,e,d,c,b,a2,a1.手前の噴気は以前からの硫黄山の噴気.

火口列空撮
左下白い噴煙を出しているのがa1火口,以下右上に向かって,a2火口,b火口列,c火口列(雁行するいくつかの割れ目に分かれている),d火口,e火口.d,e火口の左側に離れてあるのがa3火口.(1995年10月18日撮影)

a2火口
もっとも多くの噴出物を噴出したと考えられるa2火口.直径は約30m.向こう側の噴気はa1火口.(1995年10月25日撮影)

噴出物断面
b火口すぐ近くにおける噴出物の断面.ハンマーの長さは約30cm.(1995年10月25日撮影)


九重山噴火に関する他のサイトへのリンク


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